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「ドローンで下水管の点検」など、B-DASHプロジェクトの第2弾が決定

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国土交通省は28日、平成28年度下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の第2弾として、中小規模処理場における下水汚泥の高濃度メタン発酵技術や、ドローンによる老朽下水管渠の点検・調査技術など、3件を実施事業を決定したと発表した。

今回決定した事業は、下水管渠の腐食点検・調査技術が2件、中小規模処理場を対象とした下水汚泥の高濃度メタン発酵技術が1件で、すべて実規模実証の前段階である予備調査として実施する。今後、導入効果などを含めた普及可能性の検討や技術性能の確認を行う。

各事業の概要は以下のとおり。

中小規模処理場を対象とした下水汚泥の高濃度メタン発酵技術

中小規模処理場を対象とした高濃度メタン発酵技術に関する予備調査

  • 実施者:西原環境、大原鉄工所、北海道大学、浜中町共同研究体
  • 事業概要:既存の脱水機を濃縮機としても活用する事により汚泥を10%程度に濃縮し、ユニット化されたコンパクトな横型消化槽で高濃度消化する技術について、北海道浜中町の処理場をフィールドとし、その性能を確認

下水管渠の腐食点検・調査技術

下水圧送管路における硫化水素腐食箇所の効率的な調査・診断技術

  • 実施者:クボタ
  • 事業概要:点検調査が困難な圧送管路を対象に、硫化水素による腐食箇所の絞り込み、および腐食の有無を診断する技術について、当該技術の性能・導入可能性を確認

中大口径管路等を対象とした無人小型飛行体によるスクリーニング調査技術の実用化に関する調査事業

  • 実施者:日水コン、ブルーイノベーション、横浜国立大学、横浜市 共同研究体
  • 事業概要:調査困難路線である中大口径幹線に対し、無人小型飛行体(ドローン)を用いて効率的かつ安全に調査する技術について、横浜市内の実フィールドおよび横浜国立大学の室内実験施設を用いて、技術の性能を確認

B-DASHプロジェクトとは

国土交通省では、新技術の研究開発・実用化を加速することにより、下水道事業における低炭素・循環型社会の構築やライフサイクルコスト縮減、老朽化対策等を実現するため、2011年度より下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)を実施している。このプロジェクトは、革新的技術の全国展開を図るため、実規模レベルの施設を設置し技術的な検証を行うものであり、2016年度からは、実規模レベルの前段階として、導入効果などを含めた普及可能性の検討や技術性能の確認を行う、「予備調査」を実施している。

平成28年度の第1弾は下水熱利用など

平成28年度B-DASH実施事業(第1弾)では、中小規模の下水処理場向けの下水汚泥肥料化・燃料化技術や、人口減少等による下水処理量の変化に柔軟に対応できる、ダウンサイジング可能な水処理技術について、実規模レベルの施設を用いた技術実証を選定した。また、下水汚泥や下水処理水から水素を製造する様々な技術や、下水の熱を利用した車道融雪技術等についても、予備調査を行う。

【参考】
国土交通省 - 平成28年度 B-DASHプロジェクトの実施事業を決定(第2弾)

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