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建材工場の重油ボイラーを木質バイオマスボイラーに エネ合補助金で3億円補助

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建材工場の重油ボイラーを木質バイオマスボイラーに エネ合補助金で3億円補助

岡山工場に増設した木質バイオマスボイラー

大建工業(大阪市北区)は7月27日、同社岡山工場の木質バイオマスボイラーの稼働を発表した。これまで使用していたLNG(天然ガス)ボイラーから木質バイオマスボイラーに切り換えることにより、年間8,000トンの温室効果ガス(CO2)排出量削減が見込まれる。

エネ合補助金で3億8000万円

今回木質バイオマスボイラーを増設した岡山工場は、敷地面積253,000平方メートル、従業員数約400名の同社最大規模の工場。木質繊維板(インシュレーションボード)、鉱物質繊維板(ダイロートン)、火山性ガラス質複層板(ダイライト)、畳おもて(機械すき和紙畳)を製造している。

今回の増設事業では、工場内生産設備の乾燥装置等の熱源に利用している、蒸気を発生させるボイラーの燃料を、LNGから木質チップ・ダストなどの木質バイオマス燃料に変更した。総事業費は約14億円。経済産業省の「平成27年度 エネルギー使用合理化等事業者支援補助事業」により3億8035万円の補助金を受け、2015年5月より開始された。

増設の結果、国内グループ工場全体としての温室効果ガス(CO2)排出量では、2015年度比で年間7%の削減効果が、エネルギー使用量(原油換算値)に占める再生可能エネルギーの比率は2015年度実績42%から47%に高まることが見込まれる。

今までに3回も省エネ化、乾燥はすべて再エネに

大建工業ではグループ全社において、再生資源・未利用資源を有効活用した製品の提供と環境負荷低減の両立を目指した事業活動に取り組んでいる。岡山工場では、乾燥工程の熱源用蒸気を発生させているボイラーのエネルギー消費量が特に多く、これまで3回、温室効果ガス(CO2)排出量削減のため、燃料転換が進められてきた。

まず2006年には2基ある重油ボイラーのうち1基をLNGへと燃料転換し、2006年度の温室効果ガス(CO2)排出量は、2005年度の114,000トンから年間約12,000トンを削減。翌2007年には木質バイオマスボイラーを新設し、残る1基の重油ボイラーの使用を停止することで、さらに温室効果ガス(CO2)の排出量を年間約20,000トン削減した。

2007年度は重油炊きボイラーを停止し、約20,000tのCO2を削減した

2007年には重油炊きボイラーを停止し、約20,000tのCO2を削減した。
この時は環境省の「自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)」で補助金を受けている。

そして今回7月27日にLNGボイラーから木質バイオマスボイラーへの切り替えが完了したことで、岡山工場において蒸気による乾燥工程に供するエネルギー源をすべて再生可能エネルギー(木質バイオマスエネルギー)へ転換が完了した。2006年からの一連の取り組みにより、合計で年間約40,000トンの温室効果ガス(CO2)の排出量削減が見込まれる。

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