「電力の安定供給」向けの保険が登場 インバランス料金や不足電力調達を補償

損害保険ジャパン日本興亜(東京都新宿区)は、発電事業者・小売電気事業者向けに、需給の過不足と調達費用を補償する保険を、9日より販売開始した。
発電事業者は、自社の発電所が被災したり、計画ミスで電気の需給が計画値を外れた場合、不足分や余剰分を他の発電事業者から調達してくる義務がある。その調達費用は自前での発電コストに比べて高額なため、発電事業者には大きな負担だ。また、電力の小売全面自由化後、発電事業者や小売電気事業者は、30分単位で事前に定めた計画値に基づいて電気を供給しなければならず、乖離が生じた場合はその差分をインバランス料金として送配電事業者に支払う義務が発生する。この料金は発電コストの3倍になることもあり、事業者の経営リスクにつながる。
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