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下水汚泥からの水素製造 3県で可能性調査→ガイドライン作成へ

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下水汚泥からの水素製造 3県で可能性調査→ガイドライン作成へ

下水汚泥からの水素製造のイメージ

国土交通省は10日、宮城県・奈良県・静岡県三島市の下水処理場において、下水汚泥を活用した水素の製造・利用について実現可能性調査を実施すると発表した。

下水汚泥は安定的かつ多量に発生する。下水汚泥を原料として製造される水素は、再生可能エネルギー由来の水素供給源の一つとして期待されている。

この調査では、下水処理場における水素製造事業の採算性・環境性等を評価する。成果については、本年度設置を予定している「水素社会における下水道資源利活用検討委員会」における議論も踏まえ、導入に向けた技術面・手続き面の情報と合わせて、本年度中にガイドライン等としてとりまとめる予定。

福岡県ではすでに実施中

2014年4月に閣議決定された第4次エネルギー基本計画では、「水素は、将来の二次エネルギーの中心的役割を担うことが期待される」とされ、調達方法の多様さや、高いエネルギー効率や環境負荷の低減への可能性により、「『水素社会』の実現に向けた取組の加速」が掲げられている。

一方、下水汚泥は量・質ともに安定しているとともに、下水処理場に集約されているため収集の必要がなく、また、エネルギー需要地である都市部で発生する都市型のバイオマスであり、今後の水素社会の実現に向けて、有効な水素源となる可能性がある。

福岡市においては、2014~2015年度に下水汚泥からの水素製造技術に関する実証事業(国土交通省「B-DASHプロジェクト」)を行い、現在第一号案件として水素供給を実施している。

今回の実現可能性調査は、これらの取組みを踏まえ、下水処理場における水素利用の普及促進を図るため実施する。

【参考】
環境省 - 下水処理場における水素製造及び利用に係る実現可能性調査の実施

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