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これからのマンション経営は「家賃+光熱費」が収益? MEMSの実証実験進む

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これからのマンション経営は「家賃+光熱費」が収益? MEMSの実証実験進む

キタコー(北海道札幌市)は、GMOクラウド(東京都渋谷区)の「スマートマンションオーナーシステム(MEMSBEMS)」を導入し、キタコーが保有する賃貸マンション5棟(1,068戸)での実証実験を完了した。

マンション経営の収入を「家賃+光熱費」に

このGMOクラウドが提供するシステムは、IoTを活用したMEMS・BEMSサービス。賃貸物件の光熱費をクラウドで管理し、通常は家賃による収益しか得られないマンションオーナーが、水道光熱費による収益も得られるようにするもの。

外観

マンション管理会社を通して、オーナーが契約した電力やガスを各戸に販売する
(※画像クリックで拡大)

同システムは、MEMSやBEMSの従来の機能である、電力消費量などのデータ蓄積、導入拠点や遠隔での電力見える化、空調・照明の制御、デマンドピークの制御などに加え、マンションやテナントオフィスに設置するIoT機器の強化を行い、電気・ガス・水道・給湯・灯油・冷暖房などの自動検針も可能だ。

月別の消費電力分析 ピーク電力のカット

見える化した電力を分析し、ピークカットすれば、契約電力を抑え基本料金を下げることができる

また、物件の光熱費をクラウドで管理することで、複数の所有物件の情報を一元的に管理できるため、マンションオーナーやビルオーナーが水道光熱費を一括仕入れ、入居者には通常の光熱費を請求することで、通常の家賃収入に加えて水道光熱費による収益も得ることで、マンションの投資回収を早めることができる。

システムの費用は初期費用と月額費用に分かれており、初期費用は設置機器が「スマートメーター型」なら100戸で700万円+システム設定費用60万円。月額費用はシステム固定費2万円+1戸当たり従量費用200円だ。100戸のマンションなら、初期費用800万円+月額4万円ほどで導入・運用できる計算。

100戸のマンションの場合の月額収益 100戸のマンションの場合の損益分岐点

試算では、100戸のマンションなら3年半で投資回収できる


今後、このサービスは、入居者属性に応じてどのような人に住んでもらうと収益性がアップするかを分析する「入居者分析機能」や、ピーク電力を監視し電気基本料金が上がらないようにする「デマンド予測」「デマンド監視」などの新機能が強化される予定だ。

年代と世帯構成別に、エネルギー消費の度合いを確認

年代と世帯構成別にエネルギー消費の度合いを確認し、入居者の配分を考えることができる

なお、同サービスを提供しているGMOクラウドでは、2015年1月より太陽光発電施設に設置する機器をインターネットにつなぎ、発電状況をPCやスマートフォンで確認できる、クラウド基盤の「エナジーモニターシリーズ」の提供も開始しており、再生可能エネルギーの普及およびエネルギー分野でのIoT化推進にも取り組んでいる。

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