> > 東京都、豊洲市場の建物の下の土壌汚染対策で盛土をせず 安全性に懸念

東京都、豊洲市場の建物の下の土壌汚染対策で盛土をせず 安全性に懸念

記事を保存
東京都、豊洲市場の建物の下の土壌汚染対策で盛土をせず 安全性に懸念

東京都の小池百合子知事は10日、記者会見し、築地市場(中央区)の移転先である豊洲市場(江東区)の建物の下で、土壌汚染対策にあげた盛土が行われていなかったと発表した。

豊洲市場の敷地は東京ガス工場跡地で、地下水や土壌から発がん性のあるベンゼンなどの有害化学物質が検出された。東京都は、その土壌汚染対策として、法律に基づいて、土壌の汚染を除去した上で、盛土をすると説明してきた。この盛土は、地表2メートルの土壌をきれいな土に入れ替えて、さらに2.5メートル盛土をして、合計4.5メートル、きれいな土にするというものだ。

小池知事は、「しかし、青果棟、水産棟などにおいて、この4.5メートルの盛土が行われていなかったのではないか、そして、それは一体どうなっているのか、といったような疑問が出てきた」と報告した。その部分は、汚染土壌を除去して、その上に厚めのコンクリートを敷いていると状態となっており、空間になっている。中にはいろいろな配線、配管などが通っているという。そのため、建物の地下の土壌汚染対策について安全性が確保できているのかを検証する必要があるとの認識を示した。

豊洲市場の土壌汚染対策などについては、専門家会議で検討されてきた。しかし、専門家会議は、建物の下に盛土をせず、コンクリートで蓋をする対策による安全性を確認する前に専門家会議を終えて解散している。また、これまでにこの土壌汚染対策では858億円の予算が投じられている。

小池知事は、早期に、土壌や建築の専門家をまじえたプロジェクトチームを立ち上げて、盛土を行っていない建物の下の安全性、そして豊洲そのものの安全性、コストの問題点等を検証していく考えだ。

なお、小池知事は8月31日に、安全性への懸念と不透明な費用の増加、情報公開の不足を理由に、11月7日に開業を予定していた豊洲市場への移転を延期することを発表している。

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.