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「日本の農業の後継者問題に貢献」 台湾企業がソーラーシェアリング製品発売

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「日本の農業の後継者問題に貢献」 台湾企業がソーラーシェアリング製品発売

台湾に本拠を置く太陽光発電モジュールメーカー、アブリテックジャパンは、2016年よりソーラーシェアリングシステムを本格販売する。同社によると、自社モジュールと自社架台を組み合わせることで、売電価格24円でも早期の投資回収が可能な製品にする。

栽培する植物の種類により成長に必要な光の量が違うため、同社は農地ごとに最適な遮光率や設置角度などを考慮し、農業と発電事業の効果を最大限に活かす提案をする。

地元の施工店と協力したセミナーを開催

同社は地域の施工店などと協力して農地保有者向けに固定価格買取制度や、ソーラーシェアリングについて知ってもらうためのセミナーを9月より毎月開催している。9月~11月は静岡で開催。

同社によると、お茶・ゆずの栽培農家への導入実績がある。その経験をもとに、ソーラーシェアリングを導入するための農業委員会への申請含めた提案を行う。

設計~製品化まで自社ラインで生産

アブリテックジャパンは太陽電池モジュールメーカーとしてソーラーシェアリングシステムに注力しており、台湾の本社工場で設計から組立・製品化まで自社フルラインで生産する。

また同社は製造工程において、全ての太陽電池モジュールに計3回のEL検査を行い、マイクロクラックを徹底して排除する。

製品保証は太陽電池モジュール・パワーコンディショナ・架台・ケーブルは10年(パワーコンディショナは機種により有償)、モジュール出力についてはモジュールの出力低下率が25年間、年率出力低下率以内であることが保証される25年の「リニア発電保証」を用意している。

背景は農業の「収益」&「後継者問題」

日本の農業は様々な問題に直面しているが、なかでも「収益性の低さ」「後継者の減少」が挙げられる。

同社によれば、「太陽光発電事業のメリットを正しく理解し、安定的な収益として見込めれば後継者問題も解消されるのではないか」と考えている。

ソーラーシェアリング

なお、「ソーラーシェアリング」とは、農地に支柱を立て太陽光発電システムを設置し、農業と発電を同時に行うこと。営農型太陽光発電ともいわれている。

また、「EL検査」はエレクトロルミネッセンス検査の略。光を受けることにより電気が発生する太陽電池モジュールに対し、電気を流し発光させることにより発電能力のない個所を特定する検査のこと。

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