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ホンダの燃料電池車(FCV)、家庭へ電力供給する実証実験

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ホンダの燃料電池車(FCV)、家庭へ電力供給する実証実験

北九州市エコハウスとクラリティ フューエル セル

ホンダは7日、量産モデルである燃料電池車(FCV)「クラリティ フューエル セル」から家庭へV2H(Vehicle to Home)対応DC普通充電器を介して電力を供給する実証実験を北九州市エコハウスにて開始したと発表した。

この取り組みは、福岡県北九州市と取り組んでいるV2H共同実証実験として、実施するもの。同日、北九州市にクラリティ フューエル セルを納車するとともに、エコハウスにV2H対応DC普通充電器「Power Manager」とV2L(Vehicle to Load)対応可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」も導入し、実証実験に着手した。

V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車(EV)プラグインハイブリッド車(PHEV)、FCVが、その能力を活用して、電力を貯蔵または家庭内に電力供給を行うことをいう。V2L(Vehicle to Load)はEV、PHEV、FCVが電気機器に電力供給を行うことをいう。

「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」は、ホンダが今年3月に発売した新型FCV。セダンタイプの5人乗りFCVで、70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、パワートレインの高効率化や走行エネルギーの低減により、一充填走行距離は、ゼロエミッションビークルで世界トップクラス(2016年2月時点)の約750kmを達成。また、一回あたりの水素充填時間は3分程度と、ガソリン車と変わらない使い勝手を実現した。

発売時のリリースによると、同時に発売した、可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」を組み合わせることにより、「走る電源」として一般家庭のおよそ7日分の電力を供給することができる。

北九州市の取組みについて

北九州市エコハウスは、環境共生型住宅(エコハウス)を全国的に普及していくことを目的に、全国20カ所程度に、エコハウスのモデルハウスを整備する環境省事業の採択を受けて北九州市が設置した。

同市のエコハウスでは、太陽光発電や屋上緑化のほか、風通しをよくする工夫などを学ぶことができる。また、エコハウスでは、2013年4月より外部給電機能を装備した、ホンダのFCV、FCXクラリティから住宅へ電力供給する日本初のV2H実証実験を行ってきた。FCXクラリティは、官公庁向けにリース販売されてきたが、現在は生産を終了している。

このほか、北九州市では、北九州市エコタウンセンターにて風力発電と太陽光発電による水素の製造や、定置型バッテリーとして活用するEV「フィット EV」に太陽光で発電した電気を蓄電して、非常時にスマート水素ステーション(SHS)を稼働させる自立型システムの実証試験も実施するなど、水素社会の実現に向けた取り組みが多く進められている。

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