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宮城県南三陸町、さまざまな廃棄物を電気・熱・液肥・固形燃料に加工する実験

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宮城県南三陸町、さまざまな廃棄物を電気・熱・液肥・固形燃料に加工する実験

南三陸町のリサイクル工場「南三陸BIO」

アミタホールディングス(京都府京都市中京区)の事業会社であるアミタ(東京都千代田区)は10月6日、宮城県本吉郡南三陸町で、再生可能エネルギー促進とその他資源からのエネルギー創出のための調査を行うと発表した。

複合廃棄物などをエネルギーに 資源の循環を目指す

この調査は家庭系・事業系の生ごみの分別・回収率を向上し、2015年10月に開所したリサイクル工場「南三陸BIO(ビオ)」でのバイオガス化・エネルギー化(電気・熱)と資源(液肥)化を促進するもの。

目標は生ごみやプラスチック類・廃食用油・貝殻類・金属・プラスチックなど、リサイクルが困難な資源の循環システムの構築すること。また、廃食用油・プラスチックや紙類については、RPF(ゴミ固形化燃料)やセメント原燃料への加工も検討する。

なお、同調査は2016年10月4日に「エコタウン形成実現可能性調査等事業費補助金」の交付対象事業に認定された。事業総額は100万円で、予算の全額が交付される予定。

既存のリサイクル可能なものの分別回収率工場をめざす

既存のリサイクル可能なものの分別回収率工場をめざす

復興の先は「エコタウン」 南三陸町の取り組みとは

南三陸町の震災復興計画では「南三陸町バイオマス産業都市構想」を盛り込み、エコタウンの実現を目指している。

例えば、先述した南三陸町内から排出される生ごみ・し尿処理汚泥などから液体肥料と電力を創出するリサイクル工場「南三陸BIO」ををはじめ、2016年6月には一般廃棄物処理業許可を新たに取得し、町内ホテル・飲食店などの生ごみの資源化も進めている。

「南三陸町バイオマス産業都市構想」

「南三陸町バイオマス産業都市構想」

アミタグループは南三陸町で、木質バイオマスエネルギーに関する実証調査、バイオガス施設や可燃ごみ資源化施設の実証実験など様々な取り組みを実施し、その結果とともに具体的な計画を提案している。

また、南三陸BIOでは資源化できない廃棄物の再資源化の実証実験にも取り組んでいる。2016年5月からは、南三陸町内で発生する水産系廃棄物(ホヤ殻・わかめの芯・ウニ・身つき貝殻)の堆肥化に向けた実証実験を実施し始めた。

また、同町では資源循環による環境保全型農業を推進し、持続可能な農業を実現することを目指した「南三陸町液肥利用推進協議会」も活動中だ。

2014年5月に発足し、現在は農業従事者として地元の営農組合代表・液肥利用実践者・南三陸農業協同組合・町役場などの行政関係者と、バイオマスプラント運営事業者であるアミタなど合計16名によって構成されている。

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