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未利用の熱エネルギー、新しい蓄熱材料を探せ NEDOの研究開発プロジェクト

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は14日、未利用熱エネルギーを活用し蓄熱材料の技術研究開発をおこなう企業や大学などの募集を開始した。

同事業は、「未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発」プロジェクトのうち、「技術シーズ発掘のための小規模研究開発(蓄熱)」として実施されるもの。同研究開発の技術課題は、次世代自動車の暖気時間低減、産業分野における工場の消費エネルギー低減等に向けた、高効率かつ安定的な蓄熱材料および関連技術の開発だ。

また、この研究開発では、開発成果により実用化の可能性を認められた技術について、引き続き本格研究に移行し、蓄熱材料等の開発を目指すことを想定し、実施される。

120℃以下で蓄熱密度1MJ/kg

同プロジェクトで目指す開発の最終目標は下記のとおり。

  • 120℃以下で、蓄熱密度1MJ/kgを有する固液相変化等を利用した蓄熱材料の開発
  • -20℃~25℃環境下で24時間以上の保持期間を実現する蓄熱材の開発
  • 蓄熱材の占有体積が9割以上であり、蓄熱材単体の50倍以上の熱伝導率を有する複合蓄熱体の開発

今回の公募では、自動車および産業分野においてより広範囲かつ高度な熱の利用を目指す蓄熱材料などの開発について、下記のカテゴリーに分けて募集する。

カテゴリA:「プロジェクト最終目標に資する蓄熱材料の研究開発」

プロジェクトの最終目標に資する、これまでに知られていない蓄熱材料・メカニズムに関する研究(同プロジェクトの最終目標を達成、またはこれを上回る成果を上げることができるもの。厳密な新規性を定義するものではなく、蓄熱技術・材料として広く知られているものでないことを指す)。

カテゴリB:「自動車および工場等の排熱利用に資する革新的な蓄熱材料および周辺技術の研究開発」

カテゴリAには該当せず、輸送機器におけるエンジン排熱や、産業分野における工場排熱を利活用することを目指した、これまでに知られていない蓄熱材料・メカニズム・シミュレーション・システム等に関する研究。(120℃以上の蓄熱操作温度の蓄熱材料などカテゴリAには該当しない目標設定の研究開発、あるいは計算科学による材料設計研究など蓄熱材料の実用化を加速する周辺技術開発を含む。)

事業期間

2017年1月(予定)から、2018年2月28日(水)まで

予算額

予算は、1件あたり1,500万円以内(2016年度500万円、2017年度1,000万円をそれぞれ上限とする)。同事業は、実用化まで長期間を要するハイリスクな「基盤的技術」に関する先導的な研究開発を、委託事業として実施する。なお、同公募は、現在実施している「未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発」とは別に契約を行う。

応募資格

大学、研究機関、企業など。単独でも複数でも応募可。

公募期日

12月8日(木)まで


なお公募説明会は、11月21日にNEDO川崎(1601会議室)にて実施される予定。同プロジェクトは、NEDOが、2015年度から経済産業省から引き継ぎ実施するもの。

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