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フィンランドの五ツ星レストラン「Savoy」、植物工場を導入

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フィンランドの五ツ星レストラン「Savoy」、植物工場を導入

植物工場

三菱化学(東京都千代田区)は22日、フィンランドの五ツ星レストランRavintola Savoy(以下「Savoy」)と共同で、完全人工光型植物工場システム「Plant Plant™」の実証試験・マーケティングを実施すると発表した。

Savoyは1937年に開業したヘルシンキの老舗高級レストラン。2010年からレストランの屋上ガーデンテラスで、自家製マイクロハーブや食用花など年間50種以上の植物を栽培し、同店独自のメニューに使用してきた。

マイクロハーブとは、葉がまだ小さいうちに収穫したハーブだが、ヘルシンキの長く寒い冬にはテラスでの栽培が不可能だ。そのため冬季(10月から5月)は、レストランのメニュー変更を余儀なくされていた。

スカイレストラン

今回の事業は、来年開業80周年を迎えるSavoyが記念事業の一環として、三菱化学のディスプレイ型植物工場システムを店内に導入するもの。1年を通してこの植物工場でハーブや食用花を栽培し、冬季のメニューにも採用する。作物は11月下旬に播種を行い、約3週間後には収穫の見込みだ。収穫されるマイクロハーブや食用花は、大晦日のディナーから顧客に提供される予定。

三菱化学はSavoyから栽培データや顧客の反応などのフィードバックを受け、新品種の共同開発および栽培方法の確立に取り組むとともに、同植物工場システムの北欧エリアでの可能性を見込み、プレマーケティングを開始する予定だ。

同植物工場は、LED照明の光で植物の光合成を促す完全人工光型。光のほかにも温度、湿度、養分などの育成環境を最適な状態に制御し、気候に左右されず、年間を通じて安定した品質の野菜が栽培できる。また、収穫・混合・計量・包装などもすべて自動化できる。同工場で生産された野菜は、水耕栽培で、かつ農薬を使用しないため、洗わなくても食べられる。

Savoyはヘルシンキ市民にとって名実ともに「雲の上」のスカイレストラン。市内の一等地、エスプラナディ通り沿いの建物の8階にある。街並みを見下ろしながら、フィンランドの新鮮な魚介類だけでなく、空間デザイン、北欧文化などが堪能できる。古くからの伝統を守りつつ、時代の変化を敏感に読み取って変革し続ける社風を持つ老舗レストランだ。

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