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下水処理水と海水の塩分濃度差で水素をつくる新技術 福岡県で調査開始

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下水処理水と海水の塩分濃度差で水素をつくる新技術 福岡県で調査開始

逆電気透析による水素製造システムイメージ

正興電機製作所(福岡市博多区)は7日、山口大学・日本下水道事業団と共同で、「下水処理水と海水の塩分濃度差を利用した水素製造システムの実用化に関する調査事業」を開始したと発表した。

この事業は国土交通省のB-DASHプロジェクト予備調査に採択された事業で、海水と淡水の塩分濃度差を活用し海水から食塩を製造する「電気透析」を応用した「逆電気透析」という技術で海水と淡水(下水処理水)から水素を製造する。水素発生量、水素純度等の技術的な性能を検証し、2030年までの実用化を目指して研究開発を進める構えだ。

正興電機製作所が本社を構える福岡県福岡市では「水素リーダー都市プロジェクト」という取り組みで、地域の資源を活かした水素製造技術を後押ししており、本事業に対して下水処理水・濃縮海水を提供するなど積極的な姿勢を示している。

水素・燃料電池市場は、経済産業省・資源エネルギー庁も水素・燃料電池戦略ロードマップを掲げ、2030年には水素発電の本格導入、2040年にはCO2フリーでの水素製造・輸送・貯蔵インフラの本格化を予定おり、今後の市場規模拡大が予想される。今回の調査事業のように下水処理水という地域の資源の活用したクリーンなエネルギー生成技術は、エネルギーの地産地消へ大きく貢献することになりそうだ。

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