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浮体式洋上風力発電の低コスト化に向けた新技術 九州大学などが開発へ

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浮体式洋上風力発電の低コスト化に向けた新技術 九州大学などが開発へ

事業の概念図

NEDOは21日、浮体式洋上風力発電システムの実用化に向けて、2030年以降の発電コスト20円/kWhを目指して、システムの低コスト化に関する要素技術開発に着手すると発表した。

この開発事業は「次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究(要素技術開発)」としてNEDOが公募したもの。採択テーマは、風力発電等技術研究開発/洋上風力発電等技術研究開発/次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究(要素技術開発)。

委託予定先は、九州大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所のほか、日本アエロダイン(東京都千代田区)、富士ピー・エス(福岡市中央区)、グローカル(広島県呉市)。事業期間は2016~2017年度。

この事業では、浮体式洋上風力発電システムの低コスト化に向けて、1点係留技術による風車ヨーシステム(風車回転面を変動する風向に追尾させる制御システム)の省略、2枚ブレード風車の採用による台風時の風荷重低減、一体化した風車・浮体・タワー方式による軽量化等を実現する浮体式洋上風力発電システムの概念設計・部品試作、またそれらをモデル化した小型装置を用いた水槽試験等を行い、システムの安全性や事業性等についての評価等を取りまとめる。

浮体式洋上風力発電の実用化に向けた課題を解決

浮体式洋上風力発電は、世界的に見ても実証研究の段階で、実用化に至るには、技術面、コスト面等の課題を解決する必要がある。本事業では、これらの課題を解決する先進的な浮体式洋上風力発電システムの要素技術開発を実施するもの。

日本は、国土に遠浅な海岸線が少なく急峻な海底地形が多いことから、洋上風力発電の導入を加速するためには、着床式洋上風力発電に加えて、より深い海域に対応する浮体式洋上風力発電の研究開発による適用海域の拡大が必要となる。

近年、国内外で2MW~5MWクラスの浮体式洋上風力発電の実証研究が開始され、技術的な検証が進められているが、普及を拡大していく上では、浮体式洋上風力発電が将来の着床式洋上風力の発電コストと競合できる更なる低コスト化に向けた先進的な研究開発が必要となる。

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