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NEDOの「エネルギー・環境分野の革新的な研究開発」、2017年度の公募開始

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は6日、2017年度「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の公募を開始した。

同事業は、省エネルギー、新エネルギーおよびCO2削減等の、エネルギー・環境分野において、2030年以降の実用化を見据えた革新的な技術・システムの先導研究を産学連携の体制で実施する委託事業。革新的な技術の原石を発掘し、将来の国家プロジェクト化への道筋をつけることを目指し実施されるもの。

今年度の対象となる研究開発テーマ

同公募の研究開発テーマは、新規性・革新性・独創性が高く、ハイリスクであるが、ハイリターンな研究開発であることが重視される。研究開発フェーズとしてはごく初期段階で、実用化までの確実な見通しが現時点では困難であるが、研究開発に成功した場合、産業へ大きなインパクトを与えるものが期待される。

対象となる研究開発テーマは、区分A・Bに分けられている。各区分の実施期間や事業規模および、対象テーマは下記の通り。

募集区分A

  • 原則1年以内(ただしステージゲート審査を通過したものに限り、最大2年程度までの実施期間とする)。
  • 事業規模は1億円程度以内/(年・件)NEDO負担率100%。
  • ただし実施体制が、大学等のみの場合は、実施期間は1年以内、規模(金額/件)は2千万円を上限とする。

Ⅰ.電子デバイス領域

  • 基幹産業におけるエネルギー損失を大幅削減する革新的大電力パワーエレクトロニクスの研究開発
  • 大容量アーカイブ用デバイスおよび記録方式の開発研究

Ⅱ.エネルギー変換・製造プロセス領域

  • 従来とは異なる新原理を用いた未利用熱による発電技術
  • 画期的ナノ構造制御技術を基礎としたナノ材料の製造と革新的な機能発現する用途開発

Ⅲ.CO2フリー水素基盤技術領域

  • 太陽光エネルギーの50%以上を水素に変換する高効率水素製造技術
  • プロトン導電性固体電解質を用いた水素製造デバイスまたは発電デバイス開発
  • 水素エネルギー社会を実現する水素キャリア基盤技術

Ⅳ.機能性材料領域

  • 重希土類フリーからなる革新的磁性材料の開発

Ⅴ.蓄電技術領域

  • 安全性・信頼性に優れ出力特性を大幅に改善した全固体型2次電池の開発

募集区分B

  • 原則1年以内。比較的短期間かつ小規模の先導研究が見込まれる研究開発課題を設定する。
  • 事業規模は5千万円程度以内/(年・件)NEDO負担率100%。
  • ただし実施体制が、大学等のみの場合は、実施期間は1年以内、規模(金額/件)は2千万円を上限とする。

Ⅰ.電子・情報・機械システム領域

  • IoT社会の新たなサービス創出に係る分散型処理を実現する開発基盤整備に関する技術開発

Ⅱ.新規材料・ナノテク領域

  • 次世代IoT社会に必要な、センサーからの超微小な出力信号の処理を実現する革新的なノイズ低減・信号増幅等に関するナノテク・材料開発
  • 革新的な機能付与やプロセス改善を実現する、三次元金属積層造形におけるシミュレーション技術

Ⅲ.環境・化学領域

  • 外部からのアンモニア等の供給が不要で広く産業界利用可能な燃焼由来NOx処理のための革新的触媒技術
  • 非可食性バイオマスから高機能化学品・材料を製造するバリューチェーン構築のための生産システムの開発
  • CO2削減と電力系統安定化を実現する火力発電の革新的負荷変動対応要素技術

Ⅳ.その他新領域

  • 人工知能、ロボット等を活用した実環境作業の刷新に向けたシステム技術
  • 生物機能によって大幅な省エネルギーまたは創エネルギーを実現する新規デバイス創出のための革新的基盤技術開発

民間企業、大学などが応募できる

応募できるのは企業や大学など。ただし、大学などからの再委託や共同実施は認められない。産学連携の体制は、企業と大学等が連名して委託予定先となるか、または委託予定先となる企業から大学などへ再委託もしくは共同実施を行う体制とする必要がある。

提案書の提出期限は2月7日(火)正午必着。2017年度の同事業の今後のスケジュールは、採択結果の公表が4月中旬、契約は5月中旬の予定だ。

また、同公募の説明会は、川崎(16日・20日)、大阪(16日)、福岡(17日)、仙台(18日)、名古屋(19日)で実施される。同説明会への出席は義務ではないが、応募予定者は可能な限りの出席が求められている。各会場とも定員が30名~100名なので、早めに予約したい。

なお、2016年度分の同公募の採択結果は、今月4日に、11件の研究開発テーマが採択された。

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