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「黒い太陽電池」で京都市などの景観条例に適合 中国メーカーから新製品

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「黒い太陽電池」で京都市などの景観条例に適合 中国メーカーから新製品

Honey M Plus(DD05A.05(II))

トリナ・ソーラーは11日、京都市など国内の景観条例に対応可能なブラックカラーの太陽電池モジュール「Honey M Plus(DD05A.05(II))」を発表した。

この製品は、黒色フレームと高透過・反射防止強化ガラスを採用した既存の黒色の単結晶モジュール「Honey M Plus」のバックシートを白から黒に変更し、厳しい景観条例の規定にも対応可能な「明度2.0、彩度0.5の黒色」とした。また、美観に留まらずPERC技術を含むいくつかの新技術の統合により高出力・高効率を実現している。

出力は275~295W、最大変換効率は18.0%。モジュール寸法は1650×992×35mmで、重量は18.6kg。10年の製品保証、25年の出力保証がついている。

PERC技術は、表面だけでなく裏面にもパッシベーション膜(保護膜)を形成する技術や、光誘起劣化防止技術を統合したもの。同社が昨年12月に、変換効率19.86%を記録し、世界記録を更新した単結晶シリコン太陽電池セルにも採用されている。

景観条例で明度・彩度まで規定する自治体も

景観行政団体を始め、各市町村による景観に関する条例・規定の施行は年々増えている。太陽光発電パネルに関しては、色に加えて、明度・彩度まで求められることも多くなってきた。例えば京都市の「太陽光パネルの景観に関する運用基準」では、「パネルの色は黒、濃い灰色、濃紺色(原則として彩度2以下)。フレームは黒、または濃い灰色」として、厳しく規定している。

こうした状況を背景に同社は、厳しい規定にも対応するブラックモジュールを日本市場のために開発した。

「日本で景観条例を施行しているのは観光地や歴史的な建物や景観を守っている都市に限られているためか、規定に見合うブラックモジュールを提供しているモジュールメーカーは限られている」と、同社代表取締役社長の陳曄氏はコメント。デザイン性と高い効率性により、美しい外観かつ高い発電量を提供する本製品を、景観条例施行地区のみでなく、住宅の屋根の上にも合う製品として提案していく考えを示した。

トリナ・ソーラーは1997年に中国で設立、2006年にニューヨーク証券取引所に株式を上場。太陽電池のモジュール、ソリューションおよびサービスにおいて、グローバルに事業を展開する。垂直統合による一貫生産体制などによる価格競争力と品質が高い製品の提供をモットーとしている。

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