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関西電力・赤穂発電所 石炭への燃料転換をやめ、重油・原油で継続

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関西電力は1月31日、赤穂発電所の燃料転換計画を見直し、重油・原油を燃料とする現在の運用を継続することを発表した。

燃料転換計画では、赤穂発電所で使用する燃料を、現在の重油・原油から石炭に変更するため、ボイラーや燃料設備の改造を行う予定となっていた。燃料を石炭に切り替えることで、調達の安全性や経済性の改善を図る予定だった。

今回の計画見直しについて同社は、計画の公表以降、節電の定着や省エネの進展などにより、関西の電力需要が減少し、今後も大きな伸びは期待できない状況にある。また2015年7月に2030年のエネルギーミックスが策定され、政府の温室効果ガス削減目標が設けられるなど、CO2排出量の削減に向けた対策の強化が求められていることなど、当社を取り巻く経営環境を勘案した結果だとしている。

赤穂発電所の燃料転換計画は、燃料を変更することで、排出されるCO2量が増えるなどの問題が指摘されていた。兵庫県知事からは、燃料転換計画の環境影響評価概要書に対して、「燃料転換等によりCO2総排出量が増加する。また、既存設備のタービンを利用することから、燃料転換後も蒸気条件は超臨界圧(SC)であり、超々臨界圧(USC)相当の石炭火力発電所に比べ発電効率は劣る。さらに、CO2総排出量の削減方策について十分に説明されているとは言い難い。このため、本事業の計画内容について、現時点において、二酸化炭素削減の取り組みに疑問がある。」といった意見書が提出されていた。

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