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直管型LED照明の安全性、国際規格スタート 日本工業規格(JIS)ベース

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直管型LED照明の安全性、国際規格スタート 日本工業規格(JIS)ベース

参考 IEC62931における直管LEDランプの構造

国際電気標準会議(IEC)において1月、一般照明用直管LEDランプの安全性についての国際規格(IEC62931)が発行された。

この国際標準化は、省エネルギー性能の高い直管LEDランプの安全性向上と普及促進のため、IECにおいて日本が提案していたもので、国際規格(IEC62931)は日本工業規格(JIS)を基礎にしている。これにより、誤使用の防止はもとより、電気的・機械的な構造としても安全性の高い直管LEDランプの海外市場での拡大や、省エネ製品の普及を通じた貢献が期待される。

経済産業省は、この国際規格の概要などについて下記のようにまとめたものを公表している。

国際規格も口金はGX16t-5に

この国際規格では、次のような技術的基準を定めている。

1.口金

LEDランプが蛍光灯用の照明器具に誤装着されることを防止するため、口金はLEDランプ専用の口金GX16t-5を使用することを規定した。

GX16t-5は、落下防止のための口金ピンの形状、感電防止のための片側給電や給電端子に手が触れない構造をもっている。口金の国際規格であるIEC60061-1へ口金種類の追加を日本から提案し、2015年に追加規定された。

2.ランプの落下防止(温度変化による長さの変化、たわみ)

LEDランプは蛍光ランプとは異なり、外郭素材に樹脂など熱で形状が変化する素材を用いるものもあるため、温度変化や自重による伸縮・変形でランプが落下しないよう、寸法変化の許容値を規定した。

3.感電に対する保護

LEDランプの外郭にガラスのような容易に破損する材料を用いない、または、用いる場合は、破損してもLEDランプ内部の配線等に人体が接触しない構造内部を規定した。

また、ランプを照明器具に装着する時など、装着途中で、口金ピンに触れても感電しないために、LEDランプ両側の口金ピン間における絶縁抵抗および耐電圧に関する要求事項についても規定した。

日本から国際標準化を提案

LEDランプは、蛍光ランプ等に比べ発光効率が高いことから省エネルギー性能が高い製品であり、その普及が進んでいる。しかし持続可能な社会の実現に向けて、更なる普及が求められている。

このため、経済産業省では、使用・消費者の安全性向上、省エネルギー性能の優れたLED照明の発展・普及の観点から、一般照明用直管LEDランプの安全性についての日本工業規格(JIS)※1を2013年4月に制定した。

その上で、直管LEDランプの安全性についての国際標準化を2013年11月に国際電気会議(IEC)において日本から提案し、上記JISを基礎として各国の標準化機関と協議を重ねた結果、2017年1月に国際規格(IEC62931)※2として発行された。

※1:JIS C 8159-1(一般照明用GX16t"5口金付直管LEDランプ"第1部 安全仕様)
※2:IEC 62931: GX16t-5 capped tubular LED lamp - Safety specifications

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