> > 広島県、木質バイオマス利用のアドバイス・計画作成支援をする事業者公募

広島県、木質バイオマス利用のアドバイス・計画作成支援をする事業者公募

 印刷 記事を保存

広島県は3月1日、地域の温浴施設等で熱利用するなど、里山のバイオマス資源を利用する組織づくりについて、専門家のアドバイスが受けられる支援業務の委託について、公募型プロポーザルを実施することを発表した。

アドバイスと事業計画の作成を行う業務

採択された事業者は、活動開始に向けた組織づくりや活動の具体化(未利用材の搬出方法、利活用方法、運営方法等)について専門家を派遣し助言を行い、地域が一体となった取組を支援する。1市町あたり5回程度、合計15回の専門家派遣を実施することが想定されている。派遣する専門家には下記の実施が求められる。

  1. 機運醸成(先行事例地域における事例紹介や事業のメリットについて)
  2. 先進地視察(実施市町に適した先進事例地での未利用材の利活用法、組織運営方法の調査、フィールドワーク)
  3. 森の健康診断(森林の混み具合の調査)
  4. 安全技術・搬出講習会(伐倒安全技術講習、ロープウィンチによる搬出講習)
  5. 組織づくり(実行組織の立上げ、規約の作成支援等)

また、自主的・持続的な環境保全活動に結びつくよう、市町に対し、事業採算性の評価を行い、持続可能なモデルの提案を行う。

チップ化モデル(バイオマス発電・パルプ)

実施市町やその近郊のチップ業者を把握し、材の利用方法や集積場からの運搬距離・受入規格・受入量・受入場所・買取価格を調査する。その買取価格をもとに、実行組織が運営できる仕組みを提案する。

薪加工モデル(熱利用施設)

実施市町や熱利用施設を把握し、下記の項目を調査し、その結果をもとに実行組織が運営できる仕組みを提案する。

  • 施設の運営状況(営業日,営業時間,ボイラー運転期間)
  • 熱利用方法(既存ボイラーの仕様,燃料使用量,現行の熱供給コスト)
  • バイオマスボイラー設備導入検討(薪ボイラーの仕様,薪使用量,導入後の熱供給コスト)
  • 取引条件(受入規格,受入量,受入場所,買取価格)
  • 重油(灯油)価格別ランニングコスト(損益分岐点)

同事業の予算額は720万円、申請の提出期限は2017年3月9日。業務委託の履行期間は、契約締結日から2018年3月23日まで。なお、この事業の受託者は、監理業務を除く業務の一部を再委託することができる。その場合は県に協議・承認を得る必要がある。

里山の手入れや再エネ利用を促進するため

里山バイオマス利用促進事業組織づくり支援業務の目的は、里山の未利用材を地域の温浴施設等で熱利用するなど、里山の未利用材をバイオマス燃料として活用することにある。

こうしたエネルギーの地産地消により、地域内での資源と経済の循環を生み出すことで、里山の手入れや再生可能エネルギーの利用を促進する。さらにはそれを里山を題材とした自主的・持続的な環境保全活動に結び付けていく。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.