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九州電力、大分県由布市・九重町地域の地熱資源調査を開始

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九州電力、大分県由布市・九重町地域の地熱資源調査を開始

九州電力は15日、大分県由布市と九重町にまたがる「山下池南部地域」において、地熱発電の開発・導入に向け、地熱資源調査を開始すると発表した。

今後、調査に必要な法手続き等を実施した上で、地下構造を把握するための地表調査・周辺温泉などのモニタリングを行う予定。

2017年度の調査スケジュール(予定)は、地表調査については5月中旬~11月末。重力探査・電磁探査・地質調査を実施し、現地調査を経て分析・評価する。

温泉等モニタリングは5月中旬~翌年3月末の間に月1回程度実施し、周辺温泉等の季節変動などの経年変化を把握する。なお、これらの調査については、国(JOGMEC:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の助成金を活用する予定。

また、調査の結果、地熱資源が期待される地下構造が確認された場合には、調査井掘削による地熱資源確認の検討を進めていく。

九重町の同意により、調査に着手

九州電力は、グループ会社の九州林産(福岡県福岡市)・九州高原開発(福岡県福岡市)とともに、同地域における地熱資源調査について検討を進めてきた。この調査計画について、これまでに由布市および九重町をはじめとした地元自治体・関係者に説明を行ってきた。

また、九重町に対しては、「地熱資源の保護及び活用に関する条例」に基づき、調査主体である九州電力が地熱資源調査の申し入れを行い、「九重町地熱発電事業検討委員会」の審議を受けてきた。その後同日、同町から調査実施に関する同意書の交付を受けたことから、調査に着手することとなった。

九州林産は、1949年に大分県くじゅう地域一帯の九州電力社有林(水源涵養林)の育成管理と自然環境保全を目的に設立された会社。現在は、九州電力グループの施設・敷地の緑化および環境維持対策を主に施工するとともに、官公庁や民間企業の造園工事・工場緑化なども手掛けている。九州高原開発は、主にゴルフ場事業やホテル事業を行っている。

九州電力グループは、国産エネルギーの有効活用ならびに地球温暖化対策面で優れた電源である地熱発電の開発・導入に向け、本調査を進めていくとともに、再生可能エネルギーの更なる推進に取り組んでいく考えだ。

大分県玖珠郡九重町は、九重連山の麓に広がる温泉の町で、豊富な地熱資源を有する。同町にある九州電力の「八丁原地熱発電所」は国内最大の地熱発電所である。同町では、2015年12月に、地熱発電事業者に事前に事業計画の提出等を求める「九重町地熱資源の保護及び活用に関する条例」を施行している。

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