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風力発電の低コスト化 NEDOが技術課題などを整理する事業者募集

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4月10日、「風力発電の低コスト化技術に関する検討」を実施する委託事業者の公募を開始した。

この事業は、風力発電の更なる導入拡大に向け、風車運用高度化技術や洋上風力発電の低コスト化技術に関する課題等を抽出・整理し、それらの課題への方策案を作成するものだ。

風力発電は、他の再生可能エネルギーと比較して発電コストが低く、世界では大幅な導入拡大が進んでいる。一方、日本では、厳しい自然環境条件やウィンドファーム(集合型風力発電所)あたりの導入規模が小さいことにより、風車本体にかかわる費用や、施工コストおよびメンテナンス費用が欧州と比べて高いことが指摘されている。

この事業により、風力発電において先行している欧米と日本の技術の差について明確にし、今後の技術開発の方向性を示すことを目指す。

今回の事業の、具体的な業務内容は下記の通り。

風力発電の低コスト化技術に関する検討内容

1.風車性能の向上および発電コスト低減に資する技術の検討

  • a)我が国の環境条件に適した風車の開発について
  • b)ウインドファームにおける発電量向上のための運用高度化について
  • c)風車のダウンタイムおよび運転維持コスト低減について
  • d)その他、必要な技術について

2.我が国に適した洋上風力発電の低コスト化に資する技術の検討

  • a)着床式洋上風力発電の低コスト化に必要なシステム設計、施工、運転維持管理等について
  • b)その他、欧州での取り組みを我が国に適用する場合の課題について

3.1と2の調査研究結果を元に、有識者からなる技術検討委員会を開催し、最終的にその意見を反映した技術開発計画案を策定する。

委託事業として実施される同事業の予算額は、700万円以内。提案書類の提出期日は、4月24日(月)正午まで。事業期間(予定)は、NEDOが指定する日から2017年8月31日まで。

日本はまだまだ風力発電市場が未開拓

日本国内で見た場合、風力発電導入量は年々増加し、2015年度の総設備容量は311万6,783kW、設置基数は2,012基に達している。

2015年末時点における世界の風力発電の国別導入量のうち、日本は3,038MW(0.7%)で19位。なお、1位は中国145,362MW(33.6%)、2位はアメリカ74,471MW(17.2%)、3位はドイツ44,947MW(10.4%)、4位はインド25,088MW(5.8%)、5位はスペイン23,025MW(5.3%)と続く。

世界における風力発電の状況

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