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発電+熱利用の木質バイオマス発電所が稼働 総合エネルギー効率は75%

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発電+熱利用の木質バイオマス発電所が稼働 総合エネルギー効率は75%

しぶきの湯 遊湯館での熱電併給イメージ
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洸陽電機(兵庫県神戸市)は5月1日、岐阜県飛騨高山地区において小型ガス化熱電併給システムを導入したバイオマス発電所が竣工し、電気と熱を活用する再生可能エネルギー発電事業を開始したと発表した。

この発電所の名称は「飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所」で、定格出力は165kW(最大出力181.5kW)。年間発電量は約126万kWh、うち送電量は約120万kWhを見込んでおり、これは一般家庭約368世帯分の年間消費電力に相当する。

発電した電力は固定価格買取制度を利用し、中部電力へ全量売電する予定。

発電燃料は、未利用木材を加工した木質ペレットを利用し、発電の際に生じた熱を温浴施設「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」に供給する。これによりオンサイト(現場)型の熱電併給システムの構築を実現した。

このシステムの発電効率は30%で、熱利用も含めると総合エネルギー効率は最大で75%になる。遊湯館への熱販売により、ボイラーで使用する灯油を年間約124kl削減できるとしている。

発電設備には、ドイツ・ブルクハルト社製の小型高効率木質ペレットガス化熱電併給システムを採用。同社によれば、国内での同システムの導入は群馬県上野村に続いて2例目だ。

地元材の活用でエネの地産地消・雇用創出を実現

この発電所は、飛騨高山グリーンヒート(岐阜県高山市)が建設を進めてきたもので、洸陽電機は設備設計・施工を担当した。

発電燃料である木質ペレットの供給は、木質燃料(岐阜県高山市)が行い、高山市近隣から集めた地元材を活用することで、エネルギーの地産地消と、継続した雇用の創出を目指す。

高山市は「高山市新エネルギービジョン」(2014年度~2020年度、2014年3月発表)に基づき、地熱小水力などの再生可能エネルギーの導入拡大を目指している。

また、高山市は市内の92%を森林が占める日本一森林面積の広い市で、数年前から森林資源の活用を進めてきた。今回の事業は市からの事業支援と県の補助事業を活用し、両者の協力を得て完成に至った。

4月28日には、同発電所の竣工式が執り行われ、通電式では、バイオマス発電所のガス化炉からガスがエンジンに供給され、発電が開始された。

なお、洸陽電機は、省エネルギー支援や自然エネルギーによる発電事業などを手がける会社。飛騨高山グリーンヒートは、自然エネルギーを利用した熱供給事業と発電事業及びその管理・運営などを手がける会社である。

飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所

飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所

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