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小規模なゴミ焼却施設、小型スチームタービンで発電 CO2も40%削減

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小規模なゴミ焼却施設、小型スチームタービンで発電 CO2も40%削減

三井造船環境エンジニアリング(MKE/千葉県千葉市)および三井造船マシナリー・サービス(MZM/東京都千代田区)は5月18日、佐賀県唐津市のごみ処理場の改良工事を行い、小規模なごみ焼却設備での発電設備が稼働したと発表した。

同事業は、佐賀県唐津市から両社が受注した「唐津市清掃センター長寿命化事業基幹的設備改良工事」で、2014年8月~2019年3月までの工期で実施されたもの。

施設にはMKEの施工により排熱ボイラー設備を増設し、MZM製のマイクロスチームタービン(定格275kW)を使用した小規模蒸気発電設備を導入した。これにより、従来、発電が困難であった小規模ごみ焼却設備での発電が可能になった。

また同センター(ごみ処理量は50トン/日×3炉)では、同小型蒸気発電設備を導入することで、40%以上のCO2削減を達成した。

経済産業省の安全管理審査等は不要

両社によると同設備は、工事範囲が小さく工事期間が短縮できる点や、有資格者含む要員の増員が不要である点、発停が早いことなどをメリットとして挙げている。

また、ボイラーの型式を貫流型にすることで、2級ボイラー技士による運転が可能となった。電気事業法ではなく労働安全衛生法が適用されるボイラーであるため、経済産業省の安全管理審査等が不要なため、整備費削減も見込めるとしている。

この改良工事は、これまで温水回収されていた余熱利用設備をボイラーに変更することで、既設設備の撤去や新設備の試運転を含め3か月で完了し、既存の施設を部分稼働させることでごみ処理休止期間を最小限にとどめた。

両社は、今後も三井造船グループの技術力を生かし、一般廃棄物処理施設の小規模蒸気発電を推進していく考えだ。

なお、この事業は、二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金(先進的設備導入推進事業)に採択されたことにより唐津市が実施したもの。

補助金は、廃棄物処理施設におけるエネルギー起源二酸化炭素の排出抑制を目的として、市町村が廃棄物処理施設の整備事業等を支援するものだ。

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