> > 台湾、原発を止めて洋上風力発電 日本からも技術・制度を支援へ

台湾、原発を止めて洋上風力発電 日本からも技術・制度を支援へ

 印刷 記事を保存

日本海事協会(東京都千代田区)は6月7日、台湾での洋上風車認証制度の確立に向け、同国の台湾金属工業研究発展中心(MIRDC)および台湾験船中心(CR)との間で、洋上風力に関わる包括的な連携協定を締結したと発表した。

台湾では、2025年までに既存の原子力発電所の運転を停止することが決定されている。台湾政府は有力な代替エネルギー源、また新産業育成の観点より、洋上風力の開発を積極的に進めており、商業化への機運が高まりを見せている。

一方、台湾では2015年8月に台風13号による台中市海岸付近の陸上風車倒壊事故が発生したことなどを受け、風車の安全確保の重要性が認識されており、台風や地震対策などで先行する日本の技術力や認証制度に関わる知見の活用への期待の声が寄せられてきた。

同協会はこれまで、台湾における洋上風力の認証・検査の担い手となるMIRDCおよびCRとそれぞれ業務協定を締結し、活動を進めてきたが、今般、台湾経済部標準検験局(BSMI)の要請に基づき、三者間の連携をより強化した包括的連携協定を締結することとなった。

同協会は、新たな協定の下、認証業務、関連研究、検査業務、研修などの面での三者間の協力関係を深化させ、台湾における洋上風車認証制度の確立に貢献していく。

また同協会は、本協定による取り組みを通じ、引き続き日本国内発の関連技術の普及および海外市場創出の支援に努めていくとしている。

風力発電にかかわる認証サービスを提供

日本海事協会は、船級協会として技術規則を制定し、建造中と就航後の船舶および海洋構造物が、これらの規則に適合していることを証明する検査を国内外に展開した約130の事業拠点を通じて実施している。

また、第三者機関として、国際規格に基づく品質、環境などの認証、業界の課題解決のための研究開発活動など、多様なサービスを展開する。

風力発電にかかわる認証サービスでは、大型風車では、風力発電機の認証、プロジェクト認証、浮体式洋上風力発電設備の認証などを提供している。

なお、BSMIは、台湾経済部で工業標準や製品検査などを所管する部局で、今後、洋上風力発電の安全確保などを担う。

MIRDCは、同経済部の関連機関で各種工業製品の高度化のための研究や製品試験などを行っている。今後は、大型風車の認証及びウィンドファームのプロジェクト認証を実施していく予定。

CRは、台湾の船級協会で、今後、洋上風力発電設備の支持構造物の認証や洋上施工の安全確認検査などを実施していく予定。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.