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水路に置くだけで発電するマイクロ水車、発売開始 直列複数台もOK

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水路に置くだけで発電するマイクロ水車、発売開始 直列複数台もOK

NTNマイクロ水車

NTN(大阪府大阪市)は6月22日、既存の水路に置くだけで発電できる独立電源型の小水力発電装置「NTNマイクロ水車」を7月より販売すると発表した。

この製品は、同社が2016年6月から8月の3ヵ月間、福島県須賀川市の「新安積疏水(しんあさかそすい)」において実証試験を行い、製品化されたもの。

翼径は60cm、90cm、120cmの3種類。定格出力は、90cmモデルで流速2m/sの場合1kW。水路は、幅・水深ともに1メートル以上が推奨されている。

また、発電した電力はバッテリーに蓄電し、環境に応じて害獣防止柵や街灯など周辺機器に使用できる。

水路に置くだけ、基礎工事等は不要

一般的な水力発電装置は、水路を堰き止め、落差を利用して発電するが、落差を形成する基礎工事や導水管の設置などの初期費用が高額であることが課題であった。

同社によれば「NTNマイクロ水車」は自然の流水で発電でき、既存の水路に置くだけで使用できるため、工事負担が大幅に削減できるとしている。

さらに、翼の先端部分が広い独自形状により高効率に発電することができることや、先端部が少し折り曲がったウィングレットにより、先端部で発生する渦を抑制し、エネルギーロスを低減することが特徴。

このため、同装置を直列に複数台設置しても水流の干渉が少なく、設置台数に応じた出力を得ることが可能ともしている。

複数台の設置が可能

同社は、ベアリング、ドライブシャフト、精密機器商品等の製造・販売会社。ベアリング関連で培った技術やノウハウを活用した自然エネルギー事業に取り組んでいる。

2016年7月からは、太陽光と風の2つの自然エネルギーを利用した「ハイブリッド街路灯」を販売するほか、今年3月から、高効率な翼技術を活用した風力発電装置「小形風車(10kW)」の実証試験などを行っている。

なお、この実証で使用する風車は、「NTNマイクロ水車」の水車部分と同じ形状の翼が採用されている。

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