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スーパーなど小売店舗向け、太陽光発電を100%自産自消できるサービス

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スーパーなど小売店舗向け、太陽光発電を100%自産自消できるサービス

アイ・グリッド・ソリューションズ(アイ・グリッド/東京都千代田区)と環境エネルギー投資(東京都品川区)は8月21日、スーパーマーケットなどの建物屋根の遊休スペースに太陽光発電所を建設し、そこで発電した電力を、送電網を介さずに建物側に直接供給する「オフグリッド電力供給サービス」を開始すると発表した。

初期導入先は、アイ・グリッド・ソリューションズの主要顧客である関東・中部・関西エリアのスーパーマーケット店舗で、8月から順次供給開始される予定だ。

今回開始されるサービスは、燃料費の変動がない太陽光エネルギーによる電力を供給し、固定価格買取制度(FIT)を利用せず需要地内で100%地産地消する仕組みのため、再エネ賦課金が発生しない。

なお、同サービスの構築にあたっては、発電余剰を発生させず、電力を100%需要場所内で地産地消させるために、建物内での電力使用量の分析が必要となる。同社は、全国5,600ヵ所以上の施設の使用量ビッグデータ分析により、最適な太陽光発電出力を提案する。

また、同サービスをスーパーマーケットに導入した際には、アイ・グリッド・ソリューションズが、最適出力となる100~200kWの屋根設置型太陽光発電所に特化したEPC、O&M(運転管理・保守点検)を手掛けてきた実績や、発電事業者としても複数の屋根設置型太陽光発電所を運用してきたノウハウにより、コストを大幅に低減するという。

太陽光発電所の設置場所は、顧客が所有する建物屋根という遊休スペースを活用するため、新たな⽤地取得は必要ない。同社が、建物の条件に合わせた最適な設備の選定から、設計、施工、保守運用までをパッケージとして提供する。

さらに今後は、発電量に合せた蓄電ソリューションやエネルギーマネジメントを組み合わせたデマンドレスポンスにより、同サービスの対象施設や設置可能出力を拡大していく予定だ。

同社は、このサービスのメリットを、「電力コスト削減」「環境にやさしい」「低廉でスピード導入」としている。

同サービスの提供にあたっては、事業会社「株式会社VPP Japan(東京都品川区)」が設立された。また、同サービスについての説明会は、近日開催される予定。説明会日程は、同社のホームページで随時更新される。

電気を「買う」だけでなく「つくる」時代に

同社は、2004年より需要家視点に立ったエネルギーマネジメント事業に携わるなかで、「省エネ活動などで使用電力をいくら抑えても、燃料費調整額の変動幅や再エネ賦課金の負担が大きく、電力コスト変動が深刻な経営リスクとなっている」という流通小売業者の声を、多く聞いてきたという。

これに対応するため、需要場所内で地産地消するクリーン電力(つくる)と、電力会社から購入する従来の系統電力(買う)との「ベストミックス」による次世代型サービスとして提案された。

さらにスーパーマーケットに設置される太陽光発電所は地域に根差した分散型の地産地消電源としての役割を担い、災害時には非常時電源として活用し、電力・水道・ガス・通信・物流に続く第6のインフラとして店舗機能を継続させる事も可能だとしている。

同社は、スーパーマーケットを通じた周辺地域の家庭向け電力販売を「スマ電」ブランドで行っており、将来的には電力供給・エネルギーマネジメントだけでなく、スーパーマーケットをハブとした地域内の家庭や企業をエネルギーで繋ぐ「仮想ローカルグリッドのプラットフォーム」の構築を目指す。

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