デンソー、京大発ベンチャーと協業 新型半導体でEVの低コスト化めざす
デンソー(愛知県刈谷市)と京都大学発のベンチャーであるFLOSFIA(京都府京都市)は1月4日、次世代のパワー半導体の材料として期待される「コランダム構造酸化ガリウム(α-Ga2O3)」製パワー半導体の車載応用に向けた共同開発を開始すると発表した。
SiやSiCに代わる低損失パワー半導体材料として期待
同材料は、5.3eV(エレクトロンボルト/電子ボルト)と高いバンドギャップ(禁止帯)をもち、大きな絶縁破壊電界などから、従来のシリコン(Si)やシリコンカーバイド(SiC)にかわる次世代の低損失パワー半導体材料として期待されている。京都大学の藤田静雄教授により単結晶合成に成功した。
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