新開発の「太陽光バイオ燃料電池」 CO2を吸収しながら太陽光発電

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光合成膜固定電極とギ酸脱水素酵素固定電極とで構成される、可視光で作動するバイオ燃料電池
光合成膜固定電極とギ酸脱水素酵素固定電極とで構成される、可視光で作動するバイオ燃料電池

大阪市立大学(大阪府大阪市)は、藻類の一種であるスピルリナの酸素発生型光合成機能による太陽光エネルギーを利用して、水を原料にしてCO2を削減しながら発電し、同時に蟻酸を生成する機能を持つバイオ燃料電池の開発に成功した。

この研究は、CO2を含む溶液中で光合成膜固定電極と蟻酸脱水素酵素固定電極とを連結した装置に、可視光を光合成膜固定電極に照射すると回路に一定の電流が流れ、一方、蟻酸脱水素酵素固定電極上では二酸化炭素が還元されて蟻酸が生成することを見出したもの。なお、電流は55マイクロアンペア(μA)を計測した。

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