省エネ型の海水淡水化システム 日立・東レ、サウジアラビアで実証へ

  • 印刷
  • 共有
低圧多段高収率海水淡水化システムのフロー
 こちらをクリックすると拡大します
低圧多段高収率海水淡水化システムのフロー こちらをクリックすると拡大します

日立製作所(東京都千代田区)と東レ(同)は、NEDO事業において、サウジアラビアに省エネルギー型海水淡水化システムの実規模実証設備を新設し、性能実証事業を開始する。

同国の紅海沿岸に位置する都市ウムルジに新設する実証設備は、造水能力10,000リットル/日。この実証設備には、日立が開発した海水淡水化システムと、東レが開発した低圧海水淡水化RO膜を利用する。これらの技術により、従来のRO膜法の海水淡水化プラントと比較して約20%の省エネルギー化、さらに原海水量の低減に伴う前処理設備の容量縮小により、建設コストの低減を図る。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事