経済産業省は11月9日、事業用風力発電設備に対する冬季雷前の点検強化を周知するため、日本風力発電協会(東京都港区)などに周知依頼の通達を行った。
この依頼の中では、雷被害防止対策として、大型風車のオーナに対して冬季雷による被害を受ける時期までに、設置者各々の責任において風車のブレードとレセプター、引き下げ導体等の入念な点検を実施するとともに、必要に応じて補修を行うことを求めている。
雷撃被害が増加、対策を強化へ
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の施行以降、発電用風力設備が増加しており、これまで、雷撃を受けた風車のブレードが折損して発電所構外へ飛散したり、雷撃により風車が焼失したりする事故が起きている。
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