新開発、発火しそうな蓄電池を事前に検査するシステム 2年以内に商品化へ

Integral Geometry Science(兵庫県神戸市)と神戸大学数理・データサイエンスセンター(同)は5月29日、蓄電池内部の電流と、蓄電池外部に漏洩した磁場に関する逆問題の解析を通じて、磁場の空間分布を測定することで電流密度分布をリアルタイムに非破壊で画像診断するシステムの開発に世界で初めて成功したと発表した。
同技術は良品の蓄電池においても、電流密度のムラを検出することが可能だ。今後、電動車両の普及に伴って蓄電池生産量の増大が見込まれる中で、蓄電池の製造工程における全数検査が確立されれば、蓄電池の安全性を飛躍的に向上させることが可能となる。
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