吉野彰氏にノーベル化学賞 リチウムイオン電池を研究・開発

  • 印刷
  • 共有

旭化成(東京都千代田区)は10月9日、同社名誉フェローの吉野 彰氏が、リチウムイオン電池(LIB)に関する研究開発の功績が称えられ、2019年度のノーベル化学賞を授与されることが決定したと発表した。

吉野氏は、負極にカーボン、正極にLiCoO2(コバルト酸リチウム)を使用することにより、現在のLIBの原型となる二次電池を世界で初めて考案・製作した。
さらに、正極の集電体にアルミニウム(Al)を使用する、LIBの基本技術開発および実用化に不可欠な電極化技術・電池化技術・周辺技術開発を行い、LIBという小型・軽量の新型二次電池を実用化した。
LIBは、現在の携帯電話やノート型パソコンなどのIT機器の世界的な普及に大きく貢献するとともに、今後、電気自動車などの新規市場へのさらなる広がりが期待されている。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事