パリ協定第6条の実施指針、COP25でも合意できず
国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)が12月15日に閉幕した。今回、パリ協定第6条(市場メカニズム)の実施指針の交渉が一つの焦点となったが、すべての論点で完全に合意することはできなかった。2020年11月に英国で開催されるCOP26での採択を目指す。
日本政府代表団は12月16日、COP25の結果概要を取りまとめ報告した。COP25は、会期を2日延長し、12月2日~15日にスペイン・マドリードで開催された。COP25の合意文書では、各国が掲げる温室効果ガス(GHG)削減目標引き上げの義務付けで合意できず、各国に野心的な気候変動対策を促す文言を盛り込むことにとどまった。
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