平塚市で「波力発電所」の海域実証試験を開始

神奈川県平塚市は5月28日、平塚新港（平塚市千石河岸地先）において「平塚波力発電所」の海域実証試験を開始したと発表した。2月に平塚新港防波堤前面に発電装置を据え付け、既設送電線に系統連系、経済産業省の使用前検査に合格した。平塚波力発電所として正式に稼働し、1年間の海域実証試験を開始した。

事業目標は、世界に先駆けて実用化のベースとなる新型波力発電装置「反射波を活用した油圧シリンダ鉛直配置式波力発電装置」を開発すること。大型で軽量なアルミ・ゴム複合ラダー（波受板）を採用し、波高1.5m以上で45kW（発電端出力）、変換効率50％、設備利用率35％以上（洋上風力目標30％）の発電能力をめざす 。