NTTスマイルエナジー、VPP構築実証に5年連続参画　需給調整市場参入へ

NTTスマイルエナジー（大阪市中央区）は6月15日、資源エネルギー庁の補助事業の2020度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント（VPP）構築実証事業費補助金」に5年連続で参画することを発表した。同社はこれまでの同実証事業で、リソースアグリゲーターとして約1,600台の蓄電池リソースを集めてきた。2020年度も調整精度の向上、蓄電池リソースの拡大に務める。

同社は今後、この実証事業を通じて2021年度の創設が予定されている需給調整市場への参入をめざす。さらに、実証事業で得た技術を用い2024年度の容量市場への参入、小売電気事業者と連携したサービスの実現をめざす。またサービスにて制御したリソースを所有する需要家へ様々な形での利益還元を検討しているという。