ブラザー工業、燃料電池を自社工場で稼働 熱電併給システムとして利用拡大へ

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今回設置した燃料電池システム(左からシステム監視盤、燃料電池、給湯ユニット)(出所:ブラザー工業)
今回設置した燃料電池システム(左からシステム監視盤、燃料電池、給湯ユニット)(出所:ブラザー工業)

ブラザー工業(愛知県名古屋市)は7月6日、瑞穂工場(名古屋市)内に出力4.4kWの燃料電池を設置し稼働を開始したと発表した。今回の設置は、今後のコージェネレーション(熱電併給)システムとしての利用拡大に向けて、燃料電池を自社内で活用し発電・発熱状況のデータを取得することが目的。電力は自社内の食堂やオフィスが入る建屋に供給する。

燃料電池は水素と空気中にある酸素を反応させることで電気を生み出し、排出されるのは水だけ。発電とともに熱も生み出す。燃料電池は、現在、企業や自治体などで非常用電源として活用されることが多いが、将来的にはコージェネレーションシステムとしての利用が想定されているという。

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