水素を上空のパイプラインで輸送する実証事業、ブラザーなどが浪江町より受託

  • 印刷
  • 共有
実証事業に使われるブラザーの燃料電池「BFC4-5000-DC380V」
実証事業に使われるブラザーの燃料電池「BFC4-5000-DC380V」

ブラザー工業(愛知県名古屋市)は8月6日、巴商会(東京都大田区)と横浜国立大学(神奈川県横浜市)とともに、福島県浪江町より、上空にパイプラインを敷設して低圧の水素を送る「水素柱上パイプライン輸送実証事業」を受託し、契約を締結したと発表した。

同実証事業では、旧浪江中学校の敷地を使用し、低圧の水素を輸送する全長400mのパイプラインを地上約5メートルに敷設し、ブラザー工業の燃料電池を使って発電安定性確認とリスクアセスメントを実施する。これにより、安定稼働と安全対策に必要な情報を得ることを目的とする。それをもとに今後の実使用に向けた法的な観点での課題検討まで行う予定。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事