商船三井と東北電力、世界初「帆」を搭載した石炭船を導入

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船体イメージ(出所:東北電力)
船体イメージ(出所:東北電力)

商船三井(東京都港区)と東北電力(宮城県仙台市)は12月10日、伸縮可能な帆(硬翼帆)によって、風力エネルギーを推進力に変換する装置「ウインドチャレンジャー」を搭載した石炭専用船による、輸送契約を締結したと発表した。2022年の運航開始に向け、大島造船所(長崎県西海市)で同船の建造を開始する。

両社によると、帆を搭載した石炭船の導入は世界初。同船の導入による温室効果ガス削減効果は、従来の同型船と比較し、日本~豪州航路で約5%、日本~北米西岸航路で約8%を見込んでいる。また、航行燃料の削減が可能となるため、環境負荷の低減と経済性の向上に寄与するという。両社は今後も、航行時の温室効果ガス削減効果などについて、さらなる検証を行っていく。

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