川崎重工、世界最大級「球形液化水素貯蔵タンク」の基本設計を完了

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(出所:川崎重工)
(出所:川崎重工)

川崎重工(東京都港区)は12月24日、世界最大級となる11,200m3(貯蔵容量10,000m3/約710トン)までの球形液化水素貯蔵タンクの基本設計を完了したと発表した。マイナス253℃で体積を1/800にした極低温の液化水素を大量に長期間、安定的に貯蔵するためのもの。水素の普及量増加に合わせて、産業ガス事業者やエネルギー事業者などへ提案する。

今回、基本設計を完了したタンクは、内外2つ重ねたタンクの間の真空層で外気温からの熱伝導や対流熱伝達を遮る「真空二重殻断熱構造」と、最も入熱量を抑えることができる形状である球形の採用による高い断熱性能により、蒸発ガス(BOR/Boil off Rate 外部からの自然入熱により気化するガスの発生重量比率)の発生を極限まで抑制することができるという。

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