花王と京大 使用済み紙おむつを炭素化、素材として産業利用へ
花王(東京都中央区)は1月14日、京都大学(京都府京都市)と、ごみとして主に焼却処理されている使用済み紙おむつを炭素素材へ変換するリサイクルシステムの確立に向け、1月から愛媛県西条市で実証実験を開始すると発表した。
この研究手法では、使用済み紙おむつを回収前に炭素化する「炭素化装置」を開発する。装置開発におけるポイントは、少ないエネルギーインプット(低温反応)で、短時間で効率的に炭素化し、殺菌・消臭しながら体積を減らす点だという。これにより、衛生面の課題解決に加え、体積が減るため回収頻度を減らすことができる。
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