
ミシュランとエンバイロの共同開発技術で使用済みタイヤが良質な原材料に再生されるイメージ図(出所:ミシュラン)
仏ミシュランの日本法人・日本ミシュランタイヤ(東京都新宿区)は2月19日、ミシュランが同社初のタイヤリサイクルプラントを建設すると発表した。エンバイロ社(スウェーデン)との合弁事業で、建設場所は南米チリのアントファガスタ地域。2021年着工、2023年に生産開始予定で、投資額は3,000万ドル以上を見込む。
エンバイロは、使用済みタイヤからカーボンブラック、熱分解油、ガス、スチールを回収する特許技術を保有している。同プラントで年間3万トンのアースムーバー用(ブルドーザー、パワーショベルなど)タイヤをリサイクルできる見込み。これは、チリで毎年廃棄される同タイヤの約60%に相当するという。
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