DOWAグループ、使用済みリチウムイオン電池のリサイクル能力を拡⼤

  • 印刷
  • 共有
エコシステム秋田の全景(出所:DOWAエコシステム)
エコシステム秋田の全景(出所:DOWAエコシステム)

廃棄物処理・リサイクル事業などを手掛けるDOWAエコシステム(東京都千代田区)は4月19日、子会社・エコシステム秋田(秋田県大館市)の、使用済みリチウムイオン電池のリサイクル能力を拡大したと発表した。既設の焼却施設(3号炉)で1日あたり18トンの処理許可を取得。すでにリチウムイオン電池のリサイクルを行っている2号炉と合わせ最大受入能力が6倍に拡大する。受入れ開始は6月を予定。

エコシステム秋田は、新たに既設の焼却施設(3号炉)において、リチウムイオン電池をはじめとする電気・電子機器類のリサイクルのため、一般廃棄物と産業廃棄物の処分の許認可を取得。3号炉は間口の広い固定床炉で、大型の車載用リチウムイオン電池も解体せず熱処理により安全に不活性化できるという。不活性化させた電池は、2019年に稼働を開始した再資源化ラインを用いて、鉄、アルミ、銅、コバルト・ニッケル混合物などを分離回収し、それぞれの製錬原料に再資源化する。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)完了後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事