経済産業省は6月4日、省エネやエネルギー転換など着実な脱炭素に向けた移行(トランジション)の取り組みに資金供給を促す「クライメート・トランジション・ファイナンス」の推進に向け、分野別ロードマップを策定する検討会を設置すると発表した。2021年度の対象分野は、鉄鋼、化学、電力、ガス、石油、セメント、製紙・パルプ等を想定している。
また、5月に策定した「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」(手引き)に適合し、モデル性を有すると考えられるファイナンスの事例を募集し、好事例を創出するモデル事業を開始する。評価費用の負担を軽減するため外部評価の費用を一部支援する。