中部電力PG、再エネ大量連携に対応 配電線「電圧集中制御システム」を開発

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今回開発した電圧制御手法(出所:中部電力PG)
クリックで拡大します 今回開発した電圧制御手法(出所:中部電力PG)

中部電力パワーグリッド(愛知県名古屋市)は6月10日、太陽光発電など再生可能エネルギーの大量連系に的確に対応するため、電圧調整器の設置台数の増加を抑制しつつ、配電系統の電圧変動にきめ細かく対応できる「電圧集中制御システム」を開発し、同日から運用を開始したと発表した。

同社はこれまで、配電用変電所に設置した電圧調整器(LRT)や電柱上に設置した電圧調整器(SVR)に、一定の基準値(整定値)を設定し、必要に応じて作業員が現地で整定値を変更することで適正電圧を維持してきた。しかし、今後、再生可能エネルギーなどの連系量が増加すると、これまで以上に電圧変動の想定が難しくなるとともに、電圧調整器を大量に増やす必要があるという課題があった。

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