タクマ、ごみ処理技術で新ソリューション 手動操作を99%削減

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Solution Labからの遠隔操作(出所:タクマ)
Solution Labからの遠隔操作(出所:タクマ)

タクマ(兵庫県尼崎市)は6月28日、ごみ処理施設において、AIを活用したごみ焼却炉の手動操作の削減と、遠隔監視・操作により施設を安全に運転できる技術を確立したと発表した。

ごみ焼却炉ではこれまで、想定を超えるごみ性状の急激な変化が生じると、燃焼状態が不安定になることがあり、このような場合、手動操作により燃焼状態を改善する必要があった。
今回、同社が開発したAI技術を活用した燃焼制御システム(ICS)は、燃焼状態の自動安定化を実現し、これまで熟練運転員が行っていた手動操作を99%以上削減。その上で、熟練運転員が運転した場合と同等以上の安定的な操業が可能になるという。さらにICSは、日々の運転データを学習することで、予測性能の最適化を維持する学習機能を備えており、中長期的なごみ質の変動に対しても、常に安定燃焼を実現できるようになるという。

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