豊田通商(愛知県名古屋市)は7月12日、米国カリフォルニア州で、家畜ふん尿由来の「再生可能天然ガス」(RNG)を活用して、水素を製造・供給・利活用するバリューチェーン構築に向けた取り組みを本格的に開始すると発表した。2022年初旬の商用化を目指し7月下旬に生産・試運転を開始する予定。
豊田通商と豊田通商アメリカは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業の採択を受け、カリフォルニア州のロサンゼルス港において、大型港湾機材動力源の水素燃料電池化(FC化)と、家畜ふん尿を由来としたバイオガス活用による水素製造の実現可能性調査を、2020年9月より開始している。調査期間は2022年3月までの予定。