三菱ケミカルHD、植物由来の透湿性フィルム発売 製造時CO2を約3割削減

  • 印刷
  • 共有
写真は従来品(出所:三菱ケミカルホールディングス)
写真は従来品(出所:三菱ケミカルホールディングス)

三菱ケミカル(東京都千代田区)は8月2日、植物由来原料を用いた透湿性フィルム「Green KTF(TM)」の販売を開始したと発表した。従来品と同等の性能を有しながら、植物由来ポリエチレンを原料に用いることで、製造時のCO2の排出量を約30%削減した。

従来品の「KTF(R)」は天然物由来の炭酸カルシウムと、石油由来のポリエチレンを主原料とする微多孔質のフィルム。Green KTFは、植物由来ポリエチレンに加え、もう一方の主原料である炭酸カルシウムも含め、約9割が天然物由来だという。同社によると、植物由来原料を用いた透湿性フィルムは、同社が新たに開発した独自製法により実現した、世界的に見てもユニークな製品だという。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事