三菱ケミ、紙コップを起点に循環型システム構築へ Jリーグチームも参画

三菱ケミカル(東京都千代田区)は8月5日、Jリーグサッカークラブのギラヴァンツ北九州(福岡県北九州市)と連携し、生分解性樹脂を使用した紙コップを起点とするコンポスト(堆肥化)による循環型システム実現に向けた実証実験を行うと発表した。「紙コップから野菜へ!」をキャッチフレーズに、多様な企業、自治体、学校と連携して実施する。
具体的には、ギラヴァンツ北九州が8月22日、28日に開催するサッカーイベント「ギラヴァンツサマーフェスティバル2021」に、三菱ケミカルの生分解性樹脂「BioPBSTM」を使用した紙コップ約6,500個を提供。そこで使用された紙コップを回収し、コンポスト設備で食品残渣物などと一緒に堆肥化する。でき上がった堆肥の一部は地元高校で野菜の栽培に活用し、さらに収穫された野菜をスタジアムで販売するとともに、当日のスタジアムの飲食ブースでのメニューなどに使用する循環型システムの実現を目指す。
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