三菱電機、英SGS社買収 分散電源制御システムの技術確立・製品力強化へ

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三菱電機(東京都千代田区)は8月10日、同社と米国子会社の三菱電機パワー・プロダクツ(MEPPI/米国ペンシルバニア州)が、英国Smarter Grid Solutions(SGS社/スコットランド)の全株式を取得する株式譲渡契約書を、8月6日に締結したと発表した。再生可能エネルギーの普及に貢献する分散電源制御システム(DERMS)の技術確立と製品力強化を目的としたもの。

DERMSとは、蓄電池やEVなどの点在する分散電源を統合制御することで配電ネットワークを安定化するシステムを指す。同社が国内市場で培ってきた技術とMEPPIの顧客基盤に、欧米で実績があるSGS社の先進的なDERMS技術を融合することで、世界的に急速な需要拡大が見込まれるDERMS市場におけるリーディングカンパニーを目指す。エネルギーの流れや状態を見える化し、制御することで新たな価値を見出すデジタルエナジー事業の拡大を図るとともに、カーボンニュートラルの実現と電力の安定供給に貢献する考え。

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