センコー、大型物流拠点に1MWの屋上太陽光　PPAで導入・他拠点へ拡大も

センコー（大阪府大阪市）、エフビットコミュニケーションズ（京都府京都市）、日本ユニシス（東京都江東区）は8月10日、センコーの大型物流拠点・岐阜羽島PDセンター（岐阜県羽島市）にPPA サービスによる1,051kWの太陽光発電設備を導入し、余剰電力を電力小売事業の電源として有効活用するためのスキームを構築すると発表した。開始時期の予定は2021年内。

同センターは物流の効率化やグリーン物流の推進を目的に、センコーがグリーンボンドを活用して建設し、2021年5月に開設した。今回、同センターの屋上全面に太陽光発電システム（京セラ製）をPPAで導入する。センコーはサプライチェーン全体での脱炭素化や再エネ自家消費率の向上を実現するとともに、余剰電力を小売電気事業者であるエフビットコミュニケーションズの小売電源として活用し、再エネ電源の確保と利用促進を目指す。日本ユニシスは余剰電力を小売電源として活用する際のインバランス（発電計画と実績との差）リスクの最小化に貢献する余剰電力量の予測システム、PPA モデル料金計算に向けた発電量計測値を提供する。