大成建設ら、カーボンリサイクルCO2地熱発電技術の開発に着手

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CO2地熱発電の概念図(出所:大成建設)
CO2地熱発電の概念図(出所:大成建設)

大成建設(東京都新宿区)は8月23日、地熱技術開発(同・中央区)と共同で、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が募集した地熱発電技術研究開発事業「カーボンリサイクルCO2地熱発電技術」に採択されたと発表した。同事業の実施は、2021年度から2025年度の5年間(予定)。

同事業は、従来技術では地熱発電に適用できなかった地熱貯留層中に、CO2を圧入し、高温になったCO2を回収することで地熱発電が可能になるというもの。同社によると、高温高圧下でのCO2の物性は高効率に地熱資源を採熱する上で有利であると考えられており、圧入されたCO2の一部は、地熱貯留層中に炭酸塩鉱物などとして固定されるため、カーボンニュートラルへの貢献も期待できるという。

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